新婚旅行で悩む言語の壁

あまりにかわいい子供で、ついつい順番を譲ってしまった。その後すぐ追いかけてきた両親にもとびきりの笑顔をもらい、ちょっといい気分に浸っていた。

新婚旅行で、将来自分たちが目指す家庭像を目にできるとは。がしかし、主人と離れてしまったのだ。どうしよう、一人で注文しなきゃだよね。

不安でいっぱいになってしまう。不安をよそに、順番はどんどん迫ってくる。何故新婚旅行で、こういう冷や汗をかく羽目に陥っちゃうかね。

先に会計を終え、注文した品をもって座席確保へ向かった主人。私の事も心配だったようだが、席が取れない事にはどうにもなりません。

何とか自分で注文してみろと、目で合図されたが、まったくもって英語が浮かびません。英語、英語、英語ばかり。

新婚旅行で何でこれほど悩むの?と泣きたくなってしまった。私が順番を譲った家族からも、色々声をかけられていたのだが、笑顔を返すだけで精一杯。

新婚旅行?とか聞かれたような気がするが、頭が真っ白状態。